国会
国会は日本の国権の最高機関で、衆議院・参議院の2つからなっており、国民の代表である国会議員同士が議論し、法律の制定や改正・予算の決定等を行っています。
国会の会期は通常国会の他に、必要に応じて行なわれる臨時国会、解散の度に行われる特別国会などがあり、そこで議論が行われます。
- 通常国会
毎年1月中から150日間
- 臨時国会
通常国会・特別国会以外に必要に応じて開会
- 特別国会
衆議院の解散総選挙を行なった後、30日以内に開催
国会議員
国会議員は、国民から選挙によって選出された、国民を代表する人達です。
これらの国会議員は、大抵の場合「自由民主党」や「立憲民主党」などの政党に所属しています。
また所属する政党によって政権側の「与党」、政権と対立する「野党」とに分かれます。
国会への出席はもちろんの事、国政の調査・研究、政策立案、挨拶周りなど、多くの仕事があります。
衆議院
衆議院は国会に2つある議会の1つで、465人の国会議員で構成されています。
通常4年に1回解散され、選挙によって新しい議員が選ばれます。
参議院よりも世論を強く反映しているといわれ、参議院で可決した法律でも、衆議院で否決されれば衆議院の判断が優先される(衆議院の優越)ようになっています。
参議院
参議院は国会のもう一つの議会で、242名の参議院議員で構成されています。
任期は6年で、衆議院のように一斉に解散にならず、半分ずつ3年に1回選挙が行われます。
1つの案件に対し、衆議院よりも長い時間をかけて審理を行うとされています。
県議会
国会は『国』の法律や予算について決定する機関であったのに対し、県議会は『県』の条例の制定や改正・予算の決定等を行う機関で、47都道府県全てに置かれています。
定例会が6月・9月・12月・2月の年4回行われ、県民の代表である県議会議員が議論を行います。
参議院・衆議院と2つに別れている国会に対し、県議会は1つだけで、4年ごとに選挙が行われます。
- 定例会
年4回(6月・9月・12月・2月 20~25日程度)
- 臨時会
県議会議員の選挙後や大規模災害などが発生した場合必要に応じて開会
県議会議員
県議会議員は、県民から選挙によって選出された、県民を代表する人達です。
県議会議員も国会議員と同じく、「自由民主党」や「立憲民主党」などの政党に所属し、与党・野党があります。
人数はそれぞれの県によって違います。(例:愛媛県 47人)
市議会
国会は『国』、県議会は『県』、市議会は更に『市』の条例の制定や改正・予算の決定等を行う機関です。
定例会が県議会と同じく6月・9月・12月・2月の年4回行われ、市民の代表である市議会議員が議論を行います。
こちらも任期は4年です。
- 定例会
年4回(6月・9月・12月・2月 20~25日程度)
- 臨時会
必要に応じて開会
市議会議員
市議会議員は、市民から選挙によって選出された、市民を代表する人達です。
人数はそれぞれの市によって違います。(例:新居浜市 26人)