まいぷれ西条編集部ニュース
西条をおもしろくするプレゼン大会「SAIJO SOUP vol.6」の模様をレポートします。
※本記事の内容は、掲載当時の情報となります。
※本記事内で使用している写真は、SAIJO SOUP 実行委員会様よりご提供いただいています。
2024年2月18日(日)西条市小松町の小松公民館で「SAIJO SOUP vol.6」が開催されました。
昨年5月に開催された「vol.5」から約9ヶ月ぶりとなります。
SAIJO SOUPは、スープを飲みながらまちづくりのプレゼンを聞いて語り合うイベントで、今回で6回目の開催です。
元々はアメリカのデトロイトで行われている “Detroit SOUP(デトロイトスープ)” がその発祥で、日本では島根県津和野町開催の “つわのスープ” に次ぐ2例目となります。四国・愛媛県では初の試みです!
プレゼンは、選考を勝ち抜いた5組のプレゼンターが行えます。
地域課題を基に「西条でやりたいこと」を順に発表していきます。
来場者は投票権を購入しており、プレゼンを聞いて「一番応援したいと感じたアイデアに投票」します。
投票により、この日の優勝プレゼンターが決定。
優勝プレゼンターには、当日の投票権の売上総額がアイデア実現資金として贈られます!
今回も前回同様「5組のプレゼンター」が事前の応募・審査を経て選ばれました。
開場時刻となる当日12時。
イベント参加者の皆さんも続々と集まり、受付と投票権の購入を行っていました。
今回の会場は西条市小松町の「小松公民館」です。
SAIJO SOUPと言えば、会場で “スープを飲みながら” 参加できること!
もちろん、今回もスープの販売が行われていました。
今回用意されたのは「赤味噌を使った豚汁」とのこと。
寒い時期に温かいスープ、この後のプレゼンやディスカッションにもリラックスして臨めそうです。
今回のスープは、赤味噌の豚汁!
参加者の入場が終わり、プレゼンターの皆さんの準備も整ったところでプレゼン開始です!
なお、SAIJO SOUPは次のような想いを元に開催されています。
1:誰もが夢や目標を語れる場所を作りたい
2:挑戦者たちの集まれるコミュニティを作りたい
3:挑戦者たちを支援できる環境を作りたい
小さな「やってみたい」を表現する場と、誰かの「やってみたい」を応援・協力する場をつなぐため、SAIJO SOUP実行委員会には異業種・多世代のメンバーが集まっており、運営・企画ともにボランティアで実施されています。
ここからは、今回のSAIJO SOUPで発表されたプレゼンターの皆さんからのアイデアを簡単にですが、紹介していきます!
堀桂子さんからは、これからの時代を生きていく子ども達のためにもっとプログラミング教育に力を入れたいとの発表がありました。プログラミングを学ぶことは創造力や論理的な思考能力の向上にも繋がるとのこと。
学校教育や民間のプログラミング教室もあるものの、まだまだ内容や価格の面で十分ではなく、安価に楽しくプログラミングが学べる「キッチンでプログラミング」という教材を製作。優勝賞金でこれを広めていきたいそうです。
プログラミング教育の普及を目指す、堀桂子さん。
十亀かね代さんからは、東予地区の「柑橘ソムリエ」を増やしたいとの発表がありました。柑橘ソムリエは、宇和島のみかん農家さんを中心に集まった柑橘好きにより立ち上げられた「柑橘ソムリエライセンス制度」の有資格者のことで、柑橘を楽しむためのプロフェッショナルです。
全国で100名以上いる柑橘ソムリエのうち、愛媛で資格を持つ人は南予・中予に偏っており、西条には3名しかいないとのこと(※24年2月時点)。優勝賞金で柑橘の食べ比べイベントを実施するなど、柑橘王国・愛媛をもっと盛り上げ、農家さんの応援にも繋げていきたいそうです。
東予地区の柑橘ソムリエを増やしていきたい、十亀かね代さん。
日野宗一郎さんからは、西条に「コワーキングスペース」と「ゲストハウス」を合わせた新たな交流場所を開業するとの発表がありました。旅先での偶然の交流が思わぬ成長や仕事のきっかけに繋がった、旅好きの日野さん自身の経験をもっと多くの人に感じてほしいとのこと。
コワーキングスペースには「西条の中の人たち」が集まり、ゲストハウスには「西条の外の人たち」がやってくる、そこで両者の新しい出会いが生まれる場にしたいそうです。賞金はオープニング記念イベントに使うとのことでした。
西条に新たな出会いと交流が生まれる場所を作る、日野宗一郎さん。
渦井川河川敷のひまわり畑で毎年「ひまわりまつり」を実施している、玉津ひまわりアートさんからはメンバーの小学生たちがプレゼンターとして登壇。祭り会場の駐車場問題を解決するアイデアを発表しました。
具体的には、タイのタクシーである「トゥクトゥク」を使って、来場客を駐車場から会場まで送迎したいとのこと。優勝賞金は、安全に運行するための費用に使用したいそうです。
トゥクトゥクで駐車場問題を解決したい、玉津ひまわりアートさん。
眞木愛子さんからは、和装で西条市内のイベントや四季折々の景観を楽しむ活動を通して、地域社会の課題も解決したいとの発表がありました。高齢者の方が「外に出る楽しみがない」といった理由から外出を控えてしまう問題を「和装で○○する」をきっかけに、外との交流を広げてもらうこと等を考えているそうです。
また、眞木さんの得意な英語を活かして、よりグローバルな情報発信や観光PRにも繋げていきたいとのこと。優勝賞金は和装に関すること(着付けやリメイク着物購入の補助費)に使用したいそうです。
和装を楽しむことを通じて地域課題を解決したい、眞木愛子さん。
5組のプレゼンが終了したあとは、SAIJO SOUPを見に来た参加者とプレゼンターたちによるディスカッションタイムに入ります。
持ち時間5分のプレゼンの中では詳細には伝えきれなかったことなど、参加者からの質問や意見に答える形で、それぞれの課題をさらに深く話し合っていきます。
各プレゼンターとのディスカッションタイムも終わり、いよいよ投票タイム。
皆さん、それぞれ一番良いと思ったアイデアへの投票を行っていきます。
SAIJO SOUP vol.6の優勝プレゼンターはーー
「ひまわりまつりの駐車場問題」を発表した
玉津ひまわりアートさん
でした! おめでとうございます!
子どもたちがみんな飛び上がって喜んでいて、見ている方もほっこりした瞬間でした(*^^*)
優勝プレゼンターは、玉津ひまわりアートさんに決定!
優勝した玉津ひまわりアートさんには、総額33,000円が贈られました。
今年のひまわりまつりでは、トゥクトゥクによる駐車場問題の解決が見られるかも!?
今回は、参加者も50名を超えたSAIJO SOUP。
少しずつですが、西条で「地域の課題を解決したい」と考える人たちの輪が広がっているのを感じます。
次回の開催は「冷たいスープが美味しくなる季節」とのことです。
開催日程のお知らせやプレゼンター募集は公式サイトで行われているので、気になる方はぜひチェックを!
SAIJO SOUP 実行委員会メンバーの皆さん。
プレゼンターの皆さんと参加者の皆さんで、ポーズ!
最後に一つ、大きなニュースがあります!
SAIJO SOUPを見ていた方が「この取り組みを今治でも!」と思い、なんと今年の春に「いまばりスープ」が開催されることになりました。
開催日は、2024年5月19日(日)。
現在、開催に向けて準備を進めている段階とのことで、今回のSAIJO SOUP vol.6にも、いまばりスープの実行委員となっているメンバーさんたちが運営のお手伝いに来ていました。
情報は公式サイトで随時更新中です。
今治市で「やりたいこと」をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
イベント名
SAIJO SOUP vol.6
開催日時
2024年2月18日(日)13:00~16:00
※受付は12:00から。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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