ふなばし人脈駅伝
船橋に寄り添い、地域の人々をより美しく!
2014/10/23
「ふなばし人脈駅伝」第12回!
久しぶりに髪を短くしたらなんとなく気分も変わった木村です。
今回お届けするのは「ふなばし人脈駅伝」第12回。
お話を伺ったのは、
HEAD QUARTERS 代表取締役 松澤健太さん
です!
HEAD QUARTERSといえば船橋駅の北口と南口にそれぞれ店舗を構える、開店から20年を迎えた美容室。
前回ご登場いただいた鈴木さんからは、「20年以上ずっと船橋で商売をされてきた、男気のある真っ直ぐな方です」というご紹介をいただいています。
長年の船橋歴を通して、いったいどんなお考えをお持ちなのでしょうか!
美容師として、船橋人としての思いをたくさん伺いたいと思います!
それでは松澤さん、よろしくお願いします!
「その人」のための髪型、接客
「カッコいいオトナ」な印象の松澤さんですが、髪を切っている姿はさらに素敵です!
―松澤さんの、美容師としてのこだわりを教えてください!
特別なことはしていなくて、当たり前のことの繰り返しばっかりですよ。
美容師なんだから、技術を備えているのは当然で、またヘアースタイルをきちっとつくるのも当然です。
大事なのは、その人が持っている本来の魅力を引き出してあげることなんですよ。
みなさん一人ひとりがとっても魅力的なところをお持ちなのに、それに気づいていない方が多いんですよね。
トレンドやテクニックも重要ですが、一人ひとりのライフスタイルに合わせて、その人が一番輝くような髪型を提案することが大前提です。
あとはもちろん美容師ってサービス業ですから、髪を切りに来てもらった1、2時間の間にどれだけ良い思い出を残してもらえるか、ってことも重要ですよね。
何が一番大事かって言うと、髪型と一緒で「その人」に合わせた接客です。
たとえばお仕事帰りだったら、「いらっしゃいませ」だけじゃなくて「お仕事お疲れ様です」という一言が加わるし、癒やしのための音楽もヒーリングミュージックとは限らなくて、その人にとってはロックかもしれない。
とことん想像して、お話を聞いて、その人だけのための接客をすることは欠かせないサービスですね。
「心づかい」で船橋に恩返しを
開業時のちっちゃなお店が想像できないくらい、現在のお店は大きくてオシャレです。
ラグジュアリーなメイク専用ブースもあるんですよ。
―船橋にお店を出した経緯を教えてください!
美容師になりたての頃はある大手サロンに勤めていたんですが、そこでの先輩に誘われて札幌のお店に移ったんですよ。
そこで1年くらい働いていたんですが、あるお金持ちのお客さんから独立の誘いを持ちかけられたんです。
でもそれが実は怪しい話で、まんまと騙されちゃって、こっちで用意したお金だけ取られちゃったんですよね。
それでどうしようかな、元いたサロンに戻ろうかな……と思ったんですが、当時もう28歳だったし、いっそのこと独立に再チャレンジしよう! って考えました。
出店場所には勝手知ったるまちってことで生まれ育った船橋を選んで、北口の裏通りの、15坪くらいでセット面が4面だけのちっちゃな店でスタートしました。
愚直に目の前のお客様のことだけを考えて髪を切ってましたが、逆に言えばそれしかできなかったんですよね。
4面なら4面でできることしかできなくって、たくさんの人をおもてなしするための設備も空間も足りなかったんです。
「心づかい」が大事だって商売人の人はよく言いますけど、言うだけなら簡単なんですよね。
その言葉にリアリティを持たせなくちゃいけないし、そのためには実際に行動したり、空間や設備を整えてできることを増やしたりしなくちゃいけないんです。
僕やヘッドクオーターを育ててくれた船橋には本当に感謝していますし、プライドを持っています。
なんとか恩返しできるように、少しでも多くの人に僕なりの心づかいを届けていきたいですね。