第7回定例会は、「
課題解決力を磨く」がテーマでした。
講師はS.I.Cオフィスの
河野久美子先生です。
今回の講座は、定例会のテーマにもあるように、
課題解決に向けての心構え、
職場での意見や提案が出やすくなるような風土づくりについて教えていただきました。
最初のグループワークでは、
リーダー・記録係・タイムキーパーという役割を決めて簡単に自己紹介をした後、
「職場の中で自分を車のパーツに例えると何か?」を発表し合いました。
客観的に自分を見つめ直すことができ、
新しく自分の課題についても気付く事ができました。
また、自分の職場の問題・課題について、
グループの中でそれぞれ出し合い、
優先順位(緊急度・重要度)をつけてまとめました。
その際、問題と課題の違いについても教えていただきました。
〇「
問題」は目標を達成するために発生しているネガティブな事柄
〇「
課題」は目標を達成するために発生しているポジティブな表現で、自分たちの意思や考えが含まれる事柄で問題点をなくすためにやるべきこと
続いて、実践課題「アクションプラン」というワークシートについて説明を受けました。
<取り組むテーマ>を決め、
<1か月後の達成イメージ>を持って、
以下の手順で課題解決に取り組む。
①現状分析(See)
②原因究明(Think)
③対策案の立案(Plan)
④対策の実施(Do)
⑤効果の確認(Check)
⑥ルール化(Action)
そして最後は、1か月間実行してみての振り返り。
以上の手順を踏むことで、
より良く解決に向けて取り組めるということがわかりました。
職場での意見や提案が出しやすくなる組織風土づくり(ファシリテーション)については、
まずグループで実践できた事は「プロコン分析」と言われる話し合いの方法です。
賛成意見(pros)と反対意見(cons)を列挙して、
意思決定を促す方法でお互いに賛成・反対の意見を共有することで
決定事項への納得感と当事者意識を高めることができます。
今回の講座の最後には、
リーダーに求められる
3つの使命(1.誰かを育てる意識をもつこと、
2.目標を達成すること、3.学ぶ姿勢が大切だということ)と、
目的・目標意識を持つことが大切だということを教わりました。
今回の講座では「
見える力」というものを自分たちで意識しながら受講しました。
職場でもどこでも、話し合いという場は必ずあると思います。
どんな難しそうな問題、課題でも見かたを変えたり順番を変えてみたり、
細かく細かくして取り組むことで何かを知るきっかけがあると思います。
そんな時、今回の講座を通して学んだことが活かせるようにしたいと思いました。
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次回の定例会は1月中旬開催予定です。
「アンコンシャス・バイアス」について学びます。
来年も引き続き、様々な講座を受講予定です。
来年もよろしくお願いいたします