西条まつり特集
2026年10月15日(木)未明~、石岡神社祭礼2日目! 桜の馬場からお旅所へ、だんじりとみこしが織りなす勇壮な祭り!

この記事内の写真はすべて、2026年10月15日(木)撮影いたしました。
西条市の秋を彩る「西条まつり」。
その中でも、毎年、大勢の観光客が集い、賑わうのが、石岡(いわおか)神社祭礼2日目の、宮出しです。
まだまだ深夜の1時過ぎ。石岡神社の境内にある「桜の馬場」にだんじりやみこしが集結しはじめ、祭りの熱気が高まります。
2026年の奉納屋台は、だんじり27台、みこし2台。
勇壮なだんじりの姿はもちろん、地元で「みこし」と呼ばれる太鼓台にも注目です。
特に今年は、2台のみこしのうち、野々市(ののいち)太鼓台が、約6000万円をかけ、35年ぶりに新調されました。
昼間の祭りとはひと味違う、暗闇の中に提灯の明かりが浮かび上がる幻想的な光景。太鼓の音と掛け声が響き渡る、石岡神社祭礼2日目の魅力をお届けします。

深夜1時過ぎ。
雲一つない宵闇の石岡神社。肌寒さが荘厳な雰囲気を更に観客たちを厳かな空気へといざなう中、境内へと続く坂道の下の方から、ドーンドーンドーンという太鼓の響きが境内へと伝わってきました。

神様をお迎えするため、各地から続々と屋台が桜の馬場に集まってきます。
屋台は、おみこしの長い旅をお守りする大切な存在です。
長い坂道と鳥居の後ろに控える石段を、威勢よく駆け上がっていきます。
暗闇の中で、まず目を引くのは屋台を飾る提灯の明かりです。無数の明かりが連なり、だんじりの輪郭や装飾を浮かび上がらせます。周囲が暗いからこそ、提灯の一つひとつが際立ち、屋台の存在感もいっそう強く感じられます。
そして、屋台が動くたびに響く太鼓の音、担ぎ手や曳き手の掛け声、周囲から見守る人々の声。さまざまな音が重なり合い、境内は祭りならではの高揚感に包まれます。







桜の馬場に集まるだんじりは、1台として同じものはありません。
それぞれが個性溢れるデザインとテーマ性を持っています。
提灯の配置、屋台全体の形、装飾の細部、そして屋台を囲む人々の動き。どれも全く違うのです。
また、屋台の魅力は、見た目の豪華さだけではありません。大勢の人々が力を合わせて屋台を動かす姿からは、祭りを支える地域の結びつきも伝わってきます。
屋台を曳く人、太鼓を打つ人、周囲から声援を送る人。それぞれの役割が組み合わさることで、祭りの風景がつくられていきます。

境内へと続く坂道に、連なるだんじりたち。





















石岡神社のみこしは隣の新居浜太鼓祭りの太鼓台にそっくりですが、地元では「みこし」と呼ばれ、愛されています。
西条まつりというと、だんじりの印象が強いかもしれませんが、石岡神社祭礼では、2台のみこしが祭りを彩ります。
だんじりの列に続いて最後に現れるみこし2台は、祭りの風景に変化をもたらします。提灯に照らされた大きな姿が境内に現れると、周囲の視線も集まり、祭りの盛り上がりはさらに高まります。
特に今年は、2台のみこしのうち、野々市(ののいち)太鼓台が、約6000万円をかけ、35年ぶりに新調され、その雄姿を一目見ようという観客たちのボルテージは最高潮に達します。
長年、地域の祭りを彩ってきたみこし(太鼓台)が新しい姿へと生まれ変わり、今年の祭礼は、地元の人々にとっても特別な意味を持つものとなりました。
祭りのだんじりやみこしは、地域の人々が大切に守り、維持し、次の世代へと引き継いでいく、地域の誇りともいえる存在です。
新調には大きな費用がかかりますが、それだけ多くの人々がこのお祭りを大切に思い、祭りを未来へつなごうとしていることの表れでもあります。
35年という歳月を経て、新たな姿となった野々市太鼓台。その姿をひと目見ようと集まった人々の視線が注がれる中、提灯の明かりに照らされた屋台が桜の馬場に姿を現しました。
長年受け継がれてきた伝統と、新しい時代へ向けた地域の思い。その両方を感じられることも、2026年の石岡神社祭礼の大きな見どころとなった瞬間でした。

竹内のみこし

35年ぶりに新調された野々市(ののいち)太鼓台






深夜からの宮出しを終えた早朝4時。
石岡神社から参加屋台(だんじり、みこし)が、お旅所へ向かって練り歩きます。


宮出しを終えた屋台が向かうお旅所も、石岡神社祭礼2日目の見どころです。
神社境内で屋台が集結する光景とはまた違い、お旅所では、夜明け前に屋台が次々と到着する様子や、勢揃いした屋台の迫力を楽しめます。
祭りの見どころというと、屋台が力強く動く場面に目が向きがちですが、神事にも注目したいところです。
お旅所では、地域の代表者らが参列し、神様に祈りを捧げる祝詞奏上などが行われます。人々の健康や地域の安寧、日々の暮らしへの願いを込めた神事は、祭りが単なる催しではなく、信仰に根差した行事であることを伝えてくれます。
また、神事の後に奉納される巫女舞も、祭りの厳かな雰囲気を感じられる場面の一つです。
勇壮な屋台の運行と、静かに祈りを捧げる神事。にぎやかさと厳かさという異なる表情が共存していることも、地域の祭礼ならではの魅力といえるでしょう。
「人々が豊かに、健やかに暮らせますように」
地域の代表の方々が頭を下げ、神さまにお願いします。
祝詞奏上の後は、巫女舞が奉納されました。











西条まつりの魅力は、豪華な屋台や迫力ある運行だけではありません。地域の人々が力を合わせ、毎年の祭礼を支えていることにも大きな意味があります。
屋台を維持し、祭りの準備を進め、当日の運行を支えるためには、多くの人々の協力が欠かせません。世代を超えて祭りに参加することで、地域の文化や思いが次の世代へと伝えられていきます。
子どもの頃に見た祭りの風景が、大人になってからも心に残っている。大人になって初めて屋台を曳く側になり、祭りを支える人々の苦労や喜びを知る。そんな経験を重ねながら、祭りは地域の暮らしの中で受け継がれていくのでしょう。
また、地元を離れて暮らす人にとっても、秋祭りは故郷を思い出すきっかけになるかもしれません。祭りの時期に町へ戻り、久しぶりに仲間と顔を合わせる。そんな再会の場としての役割も、西条まつりが持つ魅力の一つです。
石岡神社祭礼の宮出しでは、夜明け前から多くの人々が祭りを支え、だんじりやみこしが町を進んでいきます。その風景の中には、長年受け継がれてきた伝統と、これからも祭りを守っていこうとする人々の思いが息づいていると強く感じました。
開催日時
2025年10月15日(水)
1:30~4:30
メイン会場
開催日時
2025年10月15日(水)
4:30~7:00
メイン会場
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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