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四国内の観光スポット
名城・松山城の二之丸史跡庭園で「光の庭園」として、園内でライトアップやイルミネーションを楽しむイベントが開催されました。
観光スポット
愛媛県松山市
松山城
二之丸史跡
紅葉
イルミネーション
2022年11月中旬。
松山市の中心部にあり、市のシンボル的存在にもなっている「松山城」の南西麓にある「二之丸史跡庭園」でライトアップ＆イルミネーションイベントが開催されました。
「二之丸光の庭園」と名付けられたイベントで、毎年恒例の人気イベントです。
新居浜・西条からもアクセスしやすい松山市ということで、取材に行ってきました。
また、松山城まで来たついでに少し足を伸ばして、クリスマス色になりつつある街の様子も見てきたのでその模様もお届けします。
二之丸史跡庭園でイルミネーションイベントを見たあと、一番町通りへ出て、愛媛県庁前から大街道入り口、ロープウェイ街を少し見て回るルートです。
二之丸史跡庭園に入るためには、最初に管理事務所で入場券を購入する必要があります。大人200円、子供100円です（取材当時）。入場券購入場所へ行く途中、松山城の向かいにある「いよてつ高島屋」の観覧車くるりんを見ることができます。
入場すると和傘を使った光のアートが展示されています。
少し進んだところにお茶会や句会で使用される聚楽亭（じゅらくてい）と呼ばれる部屋があります。歴史の教科書などで覚えた「書院造」になっていて、床の間や違棚を見ることができます。
イベント時、ふすまが開放されていて、畳の上までは上がれませんが部屋から眺める紅葉の雰囲気を楽しむことができました。
ここからは、庭園内にあるライトアップされた紅葉やイルミネーションの様子をご覧ください。
庭園内には水を張った場所があり、そのフチを囲むようにイルミネーションが施されています。写真では動きが止まっているのでお伝えしづらいですが、水が常に湧き出すようになっていて、波紋に反射した光がキラキラと動いていてきれいです。
ここは、一番のフォトスポットになっていました。
大きい紅葉があります。
二之丸史跡庭園には、大井戸の遺構があります。
柵で囲まれているのですが、かなりの深さがあるので、気をつけてそっと下をのぞいてみてください。
この大井戸は1980年代の発掘調査で見つかりました。
その際、帝政ロシア時代の10ルーブル硬貨が出土し、なんとそこには日本人女性の名前とロシア人男性の名前が彫られていたのです。
後の調査で名前の人物は実在しており、女性は日本赤十字社の看護師、男性はロシア陸軍の中尉であったことがわかっています。松山市には日露戦争時代、ロシア兵捕虜を収容する施設があり、当時は二之丸史跡庭園に病院がありました。二人がその病院に同じ時期にいたことも判明しています。
残念ながら、二人がどのような関係で名前を彫ったコインを作ったかまではわかっていないのですが、ペンダントとして使えるように加工した形跡もあることから友好的な関係だったと見られ、戦時は敵国同士でありながらも恋人だったのではないかとする説もあるようです。
そのようなエピソードから、ここ二之丸史跡庭園は「恋人の聖地」にもなっていて、恋のパワースポットとして若い方の来園も多いそうです。
二之丸史跡庭園のすぐ近くに愛媛県庁があります。
愛媛県庁は、同じく松山市にある萬翠荘（旧久松伯爵邸）を手掛けた建築家・木子七郎氏が設計し、東京タワーの設計者でもある建築家・内藤多仲氏により構造計算が行われた建物で、2020年に国の登録有形文化財になりました。
特徴的なドーム型の屋根には、季節やその時々に取り組んでいる活動に合わせた色のライトアップがされており、取材時は「女性に対する暴力をなくす運動」期間としてパープルのライトアップが行われていました。
愛媛県庁を左手に見ながら、一番町通りをそのまま進んでいくと松山市でももっともにぎやかな大街道前へ出ます。こちらは早くもクリスマス気分！ 毎年恒例となっている大きなツリーが飾られていました。
ロープウェイ街では、青を基調としたイルミネーションが行われていました。
2枚目は東雲中学校・高等学校の入り口です。
こちらも青を基調としたイルミネーションできれいに飾られています。
※生徒さんがいる時間帯は迷惑にならないよう気をつけてご鑑賞ください。
新居浜・西条からのアクセスは、車・電車ともに約1時間程度とちょっとしたお出かけに最適です。
車の場合は、高速道路で「松山IC」へ。
松山ICから、二之丸史跡庭園までは約20分ほどの距離ですが、休日は市街地が混み合う場合がありますので、時間には余裕をもってお出かけください。
電車の場合は、予讃線で「JR松山駅」へ。
松山駅前から路面電車が出ているので、道後温泉行きに乗って「県庁前」電停で降りるのが近いです。大街道へ行く方は、もう一駅先の「大街道」電停までお乗りください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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