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まいぷれ西条編集部ニュース

第69回「丹原高校菊花展」を取材しました!

2021年10月26日~31日に開催された、第69回「丹原高校菊花展」のレポートです。高校生たちが種から育てた見事な菊の展覧会の模様をどうぞ!

こんにちは、まいぷれ西条編集部です!

10月末に、丹原高校(西条市丹原町)で開催された「丹原高校菊花展」へ取材に行ってきました。

 

丹原高校の生徒さんたちが丹精込めて育て上げたさまざまな品種の菊花をはじめ、パンジー、シクラメンなどの秋から春にかけて咲く花苗、多肉植物や野菜苗など、この日のために準備してきた農産物が多数展示・販売されていました。

 

生徒さんへのインタビューも行ってきたので、ぜひ写真とあわせてご覧ください。

菊花展とは?

菊花展とは、日本の“国花”でもある“菊”の展覧会です。

秋の風物詩として、日本の全国各地で10月~11月頃に開催されています。

 

丹原高校で行われる菊花展もその一つで、学校にとっても「秋の伝統行事」になっており、今年で69回目の開催を迎えます。丹原町だけでなく、県内各地から足を運ぶ方もたくさんいらっしゃるとのこと。地元で長く愛されている行事なんですね!

いよいよ会場へ!

会場に入ってすぐのところに、菊で作られた五重塔を発見!

 

圧巻の大きさです。こちらは「懸崖菊(けんがいぎく)」と呼ばれる技法による作品で、最初は小さな菊を盆栽のように大きな株に仕立てあげていきながら、形を作っているそうです。

生徒さんたちが育てた見事な懸崖菊です。

「野菊が断崖から垂れ下がりながら咲いている様子」を表現するための技法で、記録に残る限りでは明治時代からこのような観賞用の菊が作られていたと推定されています。

こちらは、菊花展のために今年の春先から生徒さんたちが心を込めて育ててきた菊の展示です。

3年生は先にもお伝えした「懸崖菊」、2年生は「懸崖菊と大輪菊」、1年生は「盆栽菊、ロケット菊、笠菊、福助菊」をそれぞれお世話してきたそうです。

 

実は、菊は夏に枯れやすく、今年は夏の時期が長かったため「寒冷紗(かんれいしゃ)」で覆って日差しを抑え、40度以下になるよう気をつけながらの育成だったとのこと。

また、菊以外にも秋~春にかけて咲く花苗や農産物、多肉植物、野菜苗などの販売会も実施されていました。これらの販売品も生徒さんたちが実習の中で種植えの段階から心をこめて育てています。

 

先生方からは、「1つ1つに丁寧に手をかけること。放っておけば枯れてしまうこともあること。植物を育てる過程を通して、いろいろと感じ、大切なことを学んでほしい」とお話いただきました。

こちらは、女子生徒さんたちが製作したリースとドライフラワーのストラップです。育てたお花を使った可愛らしい作品です。リースはこれからのクリスマスシーズンの飾り付けにもぴったりですね♪

会計所では、たくさんの花や菊をまとめ買いする来場者の姿も。

地元はもちろん、新居浜・今治・四国中央・松山と県内各地から来訪されており、お話を聞かせていただいた方たちからは、「よく育っている」「今年も楽しみ!」など、菊花展を毎年楽しみにしている常連さんも多い様子でした。

生徒インタビュー

最後に3年生の生徒さんたち数名に菊花展についての思いをお聞きしました。

 

・3年間を菊花展と共に過ごしてきたので、(高校生活の)思い出になりました。

・自分の育てた菊を買ってもらえると、とても嬉しい!

・(丹原高校菊花展は)地域に根ざした文化、これからも続けていきたい。

・みんなが責任を持って菊に水やりをすることで、菊も自分たち自身の心も育つと思う。

コロナ禍での活動自粛もある中、生徒さんたちは実習授業の時間だけでなく、早朝や放課後にも一生懸命育ててきました。その甲斐あって、とても見事な菊花展になっていたと思います!

 

これからも、地元の秋の風物詩として末永く続いていってほしいイベントでした。

丹原高校の皆さん、お疲れさまでした。また、取材へのご協力ありがとうございました!

まいぷれ新居浜・まいぷれ西条編集部

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。