皆さんこんにちは、ニューウェイブサポートチームです。
今回は、パソコンのLANケーブルついて説明したいと思います。
1. LANケーブルのタイプは「ストレート」と「クロス」の2種類
ネットワークを組むには、LANケーブルが必要です。
LANケーブルには、クロスケーブルとストレートケーブルの2種類があります。ストレートケーブルはコンピュータとハブなどをつなぐときに使います。
クロスケーブルは、主に2台のコンピュータをケーブルだけで直結する際に利用します。かつては、ハブ同士など機器の接続に利用されましたが、最近のネットワーク機器にはAUTO MDI/MDIX機能が装備されているので、ストレートケーブルが利用できるようになっています。したがって、一般の方がクロスケーブルを必要とすることはほとんど無いといっていいでしょう。
2. LANケーブルの「カテゴリー」について
LANケーブルには「カテゴリー」と呼ばれる種類があり、適合する規格や速度により対応するカテゴリーが異なります。
現在主流の光1G以上といった環境の場合に適合するのは、カテゴリ5e以上となっています。カテゴリ5eのeは、「enhanced」の略でカテゴリ5というケーブルより特性が優れていることを示しています。製品によっては、「エンハンスド カテゴリ5」と表示してある場合もありますが、同じものです。
最近はあまり見かけませんが、カテゴリー5のケーブルは、100Mbpsに対応するケーブルですから、光1Gといった環境で利用すると速度の低下を招きます。
このほかに、カテゴリ6のケーブルがありますが、こちらでももちろん結構です。価格は少々高くなりますが、通信速度や対ノイズ性能はカテゴリ5eより上となります。「LANケーブルが長い。」「ノイズ源の傍に配線せざるを得ない。」といった場合には、これら上位規格のケーブルを利用するとよいでしょう。
3. LANケーブルのカテゴリーの調べ方
カテゴリが分からない場合は、LANケーブルに印字されているはずなので確認してみてください。
4. LANケーブルの長さはどれくらい用意すればいい?
ケーブル長は、最高100mまでとなっていますが、それ以下でもあまり長い場合は途中にハブを経由させた方が信頼度が上がります。
5. 多種多様なLANケーブルについて
最近は使い勝手を考慮した以下のようなLANケーブルが増えています。
・狭いところでも通すことができる細いLANケーブル。
・線の太さが邪魔にならない平たいLANケーブルケーブル。
・ノートパソコンでも引き回しのしやすい柔らかいLANケーブル
これらは標準的なLANケーブルと比べると強度的には弱いのですが、ほとんどの場合スペック的にはあまり変わらないので、必要に応じて利用しましょう。
ただし、細いケーブルはひっぱり強度が弱いので断線に注意しましょう。また、平たいケーブルを絨毯の下に配線しても断線の原因になります。
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